2008/10/15 スペイン/エル・エスコリアール/アバントス 登山記録/感想文 (by まさ)

[Japanese / English]



総括

山域
スペイン/El Escorial/Abantos
参加者
まさ
期間
2008/10/15 (日帰り)
天候

登山編

South ridge of Abantos in autumn morning sun

秋の朝日に映えるアバントス南稜

再びスペインはエル・エスコリアール(El Escorial)に来る。 マドリードの(約50km)郊外の町。 仕事ながら、合間に午前中半日の暇ができた。 1年半前の前回、 行くことかなわなかった盟主アバントス(Abantos)山(1763m)に 今度こそ登ろう!

事前に今度こそ地図を……と探してみるも、エル・エスコリアールの 町ではやっぱり見当たらない! マドリードの大きな本屋に行かないとだめなのだろうか。 旅行案内所で観光客用の(無料)ハイキングマップを手に入れたので、 それだけを頼りとする……。幸い、(いつもながら!)天気は いいので、ある意味、最高点を目指せばいいだけだから、 比較的楽ではある。ただし、時間的に余裕がないので、 迷っているわけにはいかない。 健脚を生かしてずんずん歩いていかなくては!

登山道らしき踏み跡を辿って、登っていく。 登山道はところによっては、必ずしもはっきりしない。 つまりどこでも歩けてしまう。とはいえ、 右手には険しく美しい南稜がずっと見えているので、 目的地ははっきりしているし、上に登ればいいだけ だからそう心配はない。

ハイキングらしき 3人のグループと一度すれ違ったきりで、 静かな山歩きを楽しみ、やがて稜線に出る。 水飲み場があるから、ここが登山道に間違いはない。 稜線上を辿ってほどなく山頂に到着。

Monaestry from the summit of Abantos

アバントス山頂から聖ロレンソ修道院を望む

View from the Abantos summit

アバントス山頂から

山頂には不粋な円柱塔(三角点?)があり、それ以上に不粋な電波アンテナと それに類するものがあって、ちょっと興醒め。日本の多くの山も 似たようなものではあるが。

期待通り眺めはいい。エル・エスコリアル方面には霞がかかっている とは言え、町のシンボル、 世界遺産の王立エル・エスコリアル聖ロレンソ修道院 (Monasterio de San Lorenzo El Real 又は Monasterio de El Escorial) がはっきり見通せる。西側には霞の上に青空が広がり いい気分にさせてくれる。

しばし眺望を楽しんだ後、往路(と同じような経路)を辿って 町に引き返し、気持ち良い朝の山行をしめくくったのだった。


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まさ