2003/05/14 Peak district 登山記録/感想文 (by まさ)



総括

山域
Peak District/Mill stone, etc.
参加者
マーク、まさ
期間
2003/5/14 (日帰り)
天候
晴れ一時雹

本編

実に実に久々の岩登り。同行のマークも、ほぼ1年ぶりのクライミングだそうだ。 コンビを組むのは初めて。 というわけで、今日は、トップロープ中心ということにする。 マークは、かってケイビングのレスキューとして働いていたそうで、 信頼できるパートナーと言える。ただ…ガイドブックを忘れてくれたので、 今日、登るルートのグレードはさっぱり不明だったりする。

最初、Chesterfield から Stanage Edge の途中の道沿いにあるちょっと した岩場に取りつく。道から30mくらい。高さは 10m くらいか。上部に 歩いて達するのも簡単、立ち木を利用してのトップロープのセットも簡単、 どのルートもグレードはHVS未満だろうという、大変お手軽な岩。

一本目、クラック沿いのルートを腕ならし(VDかS程度?)。二本目、ロープの セットはそのまま、その右隣のクラック(S程度?)。三本目、セットを少し ずらして左のスラブ (VS程度?)。一本目、簡単過ぎて時間の無駄だった、 と嘆くマーク。まぁでも私の腕慣らしにはちょうどよかった。 私が最後のスラブを登り終わった直後に雹が降り始めた。ヘルメットに感謝。 2年の英国生活の中で雹にあったのは初めて。そう言えば、以前、グランド キャニオンでトレッキングした時にも帰る間際に雹にあった記憶が。雹男? (江戸川乱歩の世界…なわけないか)

さくっと車に戻って Stanage Edge 方面に移動する…頃には雨も上がっていた。 Stanage Edge 近くの登山用品店(なんて便利な!)でマークがテープスリングを 買い込んだ後、Stanage Edge につながる Mill Stone に移動。 かって、臼のための石を切り出した場所で、その跡地が岩登りサイトに なっている場所だ。30m を超えるシングルルート(途中で休む場なし)も あって楽しそう。最初、スラブルートをマークがリードしようとしたが…、 苔でずるっと滑って断念。ナッツ一本で止まった。

そこで、別の壁で、再びトップロープにして、クラックルートに挑戦。 主にフィストくらいのサイズ、時にフィンガーからレッグまで。25mくらい。 私が先に登る。フットジャムが痛い…。中ほどの核心の部分で、何度も落ちる…。 半ば引き上げてもらう感じで何とかクリア。上部の第二の核心は、レッグジャム、 フィストジャム、フェイスの取りつきを組み合わせてうまくクリアできた。 私の今日のハイライトだった。次いで取りついたマーク、中ほどの核心の部分で 断念。腹をさすりながら、この1年の不摂生を嘆いていた・・・。この夏には、 ここをリードするんだと決意するマーク、その心意気やよし。 今日は隣のアレットのルートで上まで登り直した。

元々、その2つ左隣の HVS 5a の壁を今日のハイライトとしようとマークは 言っていたのだが…、レイバックのマラソンになるという壁にパンプしかけの 腕でチャレンジは無謀ということで、潔く(?)諦める。

再び移動(徒歩)。次は、Stanage Edge や Mill Stone と道路をはさんで 向かい側の林の中にある明るい岩場に。羊がぶらぶらしていたりして、 長閑な光景がいい。我々が取り付いたのは 10m くらいの岩。トップロープ。 最初にスラブ。ちょうど私のレベルに合ってて、何とか落ちずに登り切る。 ここにしてようやく、岩登りの感覚が戻って来た気がした。最近、人口壁しか 登ってなかったからなぁ。マークも何度か落ちながらもクリア。

最後、すぐ横のクラックで、トップロープで、ナッツ他のセットの練習を しながら登る。最後の横クラックでどうしてもナッツが決まらずにランナウト 気味。今後の修行課題ですね。

というわけで、雹を除いて天候にも恵まれて、楽しい岩登りだった。 何と言っても仕事を休んで平日に岩登りというのがすばらしきかな!?


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まさ (正)