総括
- 山域
- Leicester/Markfield Quarry
- 参加者
- G、ローレン、アンディ、トム、ロイ、ジョン、ニック、アダム、まさ
- 期間
- 2003/11/09 (日帰り)
- 天候
- 曇後雨
本編
レスター県は、クライミング過疎地なんて酷評されることもある岩登りに向いた 場所がない県だが、今回、近場ということで、山岳部の連中と共に、レスター県 北西部のマークフィールド・クォーリーに岩登りに出かけた。池のほとりに2、3、 岩が見える。花崗岩質で、スラブが多い。 ガイドブックによると、19世紀には賑わったという。グレード的には、 D(ifficult) から S(Severe) がほとんど。現代クライミングには確かに物足り ない、と言えるだろう。私でさえ、(今日の後)再度訪れたいとは思わないくらい だから…。 メンバー中、ジョンとニックとは別の車で、アダムも自分の車で後から合流した。
最初は、Bett's Slab に取り付くことにする。縦横15mくらいの壁。トッ プロープで。Gが中心となって、上からローープを3本セット。実際、スラブなの で、ランニングビレイを取れる場所は非常に限られる。Sugar Daddy (HVS/5a) の場合だと、核心が下の方にあるため、(リードしていて)そこで落ち るとグラウンド・フォール間違いない…。 私は、
- Clearway (10m, S) (2回(直登、左のクラックから))
- Sugar Daddy (9m, HVS 5a)
- ???? (9m, S) (Sugar Daddy の右側)
- Go home (15m, D)
の順で登った。Sugar Daddy 以外は、適当に工夫して敢えて難しいルー トを取ったりしたものだった。
昼食を取っている間、別の壁 Grey Slab に取り付いてフリーソロで遊 んでいた連中の一人、ローレンが壁の真ん中で行き詰まってしまって、アンディ が「ロープをお願い」と(ロープの側にいたGと私とに)頼みにきた。ちょっと焦っ たものだが…ロープをルートから外そうとしている間に幸い自己解決した。フリー ソロごっこはほどほどにしましょう。
昼食後、Grey Slab に皆で移動して、トップロープを2本垂らす。 Just Right
(11m, VD) を普通の登山靴で登った後、側面のルートに挑 戦。名前やグレードはチェックし損ねたが、HVS (かVS) の
4b/4c くらいだろうか。 私がこのルートを登る前に、雨がぽつぽつと降り始めたので、確保するアンディ に声をかけて、
まさ「素早く登りたいもんやね。」
アンディ「いや、心配しなくてもいいよ。雨足が強くなったら、向こうに行くし。 ロープはその辺に結び付けておいてあげるよ。」
まさ「・・・」
幸い、アンディが逃げ出す前に登り切ることができた。短いルートだったが、こ れは楽しく登れた。この日はこれで締め。15時。
気の毒だったのはアダムで、せっかく車を飛ばしてやってきたのに、時刻がちょっ と遅く、着いた時には雨が降り始めていた。Grey Slab の簡単なルー トを一本だけ意地で(?)登っただけで終わりになってしまった。で、こういう時 の恒例として、当然、皆で近くのパブに繰り出す。アダムも。はしごして、2つ 目のパブで、皆で九柱戯(skittle)に興じた。私は見るのも遊ぶのも初めてで、 楽しめた。
この2つのパブで、飲みが遅かったのが、ローレン(女性)。さぁ、移動するぞ、 という時になっても、まだビールを半分しか飲み終えていない。とは言え、しょ うがないわねぇ、と言いながら一気に呑み干すあたりは、さすが英国人レディで ある。結局、1時間半で2パイント(1.14リットル)のうち、半分は一気飲みしてい た計算になりますね。
色々とローカルな岩登りの日でありました。
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まさ (正)