[Japanese / English]
総括
- 山域
- (Western) Peak District/Ramshaw
- 参加者
- グレアム・B、クリス、まさ
- 期間
- 2007/04/22 (日帰り)
Ramshaw- Gumshoe Area/Phallic Crack (12m HVD (S 4a)); Leader グレアム, 2nd クリス, 3rd まさ
- Gumshoe Area/The Cannon (12m VS/HVS 4c); Leader グレアム → まさ, 2nd クリス (→ 断念), 3rd グレアム
- Ramshaw Crack Area/Boomerang (16m VD); Leader グレアム , 2nd クリス, 3rd まさ
- Ramshaw Crack Area/Dan's Dare (10m VS 4c); Leader まさ, 2nd クリス, 3rd グレアム
- The Loaf and Cheese Area/Louie Groove (8m E1 5b); Leader グレアム (→ 登り下りる)
- 天候
- 曇 (15℃ @12:30)
登山編
今日は、グレアムと彼の友人で岩登り初心者(自然の岩の岩登りは初めて)のクリスと、 ローチズ(Roaches)の近くのラムショー(Ramshaw)に来る。 ラムショーには、2004年秋に 一度来たきり、2回目の訪問になる。当時、ジョン・S が、大好きな岩場、 と言っていたのが記憶に残っているが、僕はあまり魅力的に感じなかった ものだ。ルートが短くて。もっとも、確か、ラムショーは、僕が大怪我で 数カ月の休養の後、初めてリードした岩場なので、思い出の場所ではある。 それと、ローチズ方面に(南から)近付く時、いつも正面に奇岩が見えている のがラムショーで、そういう意味では印象深い岩場だ。
グレアムが午後遅くまでは付き合えないということと、 クリスには短いルートの方がいいだろう、という配慮もあって、 今回はラムショーにした次第だ。それと、新しい BMC のガイド本を読むと、 ジャミングのルートが結構あるようなので、それも僕にはちょっと楽しみでは あった。
今日は、グレアムの壮行岩登りでもあるので、まずグレアムにリードして もらう。有名なジャミングのルート、HVD の Phallic Crack から入る。HVD にしてはハードだったと記憶している。 クリスは、格闘するだろうが、楽しいくらいかと予想 — そして その通りだった。僕は、今日は、前回より随分と簡単に感じた。腕が上がったかな?
続いてグレアムが VS 4c のクラックのルート、 The Cannon をリード。天辺の大砲(Cannon)がシンボルマークの楽しそうなルート。 最初のルーフの乗り越しが核心か? グレアムはそこに着く前にすでに苦労して かなり消耗してしまった様子。ルーフの乗り越しで何度かザイルに体重を 預けた後、断念。
僕が代わる。ルーフまでは問題なかったが、ルーフの上にフレンズを極めるので かなり疲れてしまった。フレンズに体重を預けて休みを入れた後、ジャミングで 切り抜ける。思った通り、そこが核心、上部は相対的に易しかった。敢えて キャノンを直登したくらい。
さて、二番手はクリス。登れるかな? やはりルーフの乗り越しで恐ろしく
苦労する。30分ほど格闘しただろうか。結局、断念。うん、確かに簡単ではない。 グレアムは、今度は
1、2度途中で休憩を入れつつも、無事、フォローしてきた。 これは今までに登った VS ルートの中で最強のルートだったよ、とコメント。
確かに、クラックですからね。フェースとは違うかな。
ちなみに後で見ると、別のガイド本では HVS 4c となっていた。 うーん、僕は VS 4c
の方が妥当だと思うなぁ。まぁ、難しい、ということでは あるかも知れないが、それなら、むしろ 5a とすべきでしょう。
さて、ここでの消耗を癒すべく、グレアムが易しい VDiff ルート Boomerang をリードした後、僕が VS を一つリード。今度は、クリスも苦労しながらも 登って来られた。
最後、グレアムが E1 5b の Louie Groove に挑戦。グレアムは今まで E1 を 1本登ったのだが、そのルートは、 最近(新しいガイド本で)、HVS へと格付が下げられてしまったので、 彼は新たに登る E1 を探している、とのこと。このルートはそう難しくは ないそうだが、中間支点がちょっと取り辛いようだ。
僕のマイクロナッツとエイリアンとを持って立ち向かったが……、 結局、うまく中間支点を極められず、途中でクライム・ダウンしてくる ことになった。登れなかったのは残念にしても、無理して怪我するより はるかにまし。岩は逃げませんから。 それにクライム・ダウンしたのだから、倫理的にも全く何も問題無し! 重来を期しましょう。 カナダから帰国した後の課題ということで、グレアム君!
グレアムの楽しいカナダ生活を祈願!
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まさ