2008/04/06 北バーベージ登山記録/感想文 (by まさ)

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総括

山域
Peak District/Burbage North
参加者
サミール、スーミン、トム・Bar、まさ
期間
2008/04/06 (日帰り) Burbage North (以下、リンクは特記しない限り rockfax.com へのもの)
  1. First Walls (The Chant (Area))/Route 1 (6m HS 4b); Leader まさ (GF; 数カ月前に OF-solo), 2nd サミール、スーミン
  2. First Walls (The Chant (Area))/Route 3 (VD (HVD 4a)); Leader トム → サミール → まさ (GF; 3個の中間支点を使う), 2nd サミール、トム、スーミン
  3. Triangle Buttress/Baseless (7m VD 4a (HVD)); Leader サミール, 2nd トム、スーミン、まさ
様式: O(s) = オンサイト, F = フラッシュ, (A) = (助言少々), G = グラウンド・アップ, Hp = ヘッド・ポイント
天候
晴時々雪後雪

登山編

今週末はスコットランドの雪山が結構条件良さそうで、山行を計画して いたのだが……、ニールが直前に風邪をひいてキャンセル。 あらら、ということで、他にピーク地方への旅を計画していると 聞きつけたサミールらのグループに乗らせてもらう。

天気予報は午前中から雪が降るということ。 うーむ(だからスコットランドがよかったのだけど……)。 朝、レスターを発った時はそんなに悪くなかったので、これが持てばいいが。 風当たりがよくて乾きそうなところで、かつ もし天候が悪化したらすぐに退却できるところ、ということで、 北バーべージ (Burbage North) を選ぶ。

北バーべージに着いても、天候は悪くない、というか実はほとんど快晴ではないか! すばらしい。
駐車場からすぐの壁でウォーミングアップ。 まず僕が Route 1 をダブルロープでリード。6m の直線のルートでダブルロープを使う必要は ないのだが、サミールの確保の練習を兼ねて。 数カ月前にボルダリング・マットを頼りにソロで登ったところだから 余裕のはず……だったのだが、実は、最初のムーブに使うべきホールドが 陰になっている関係で雪が残っていて、スタートがちょっと難しい。 ついでに、中間支点もかなり難しい。ソロの方がよっぽど簡単なような。 とはいえ、所詮 HS 4b、問題なく登り切って、サミールとスーミンとを確保。 二人とも苦労して、ザイルに体重を預けながらも登ってきた。 確保支点の作り方を二人に見せて、少し勉強、と。

その間、トムは近くの VDの Route 3 のリードを試みているが、中間支点を 1、2個極めたところで疲れ切った様子。 サミールにリードを代わるも、やはり苦労して、中間支点をもう 1個極めた ところで断念。では、と僕が代わり、(登山靴で)問題なく上まで登り切った。 VD で、今日のコンディションは特に悪くもないから、そんなものでしょう。

サミールはグリット石は今日が初めて、という。 元々、うまくいけば HS の初リードができれば……と考えていたようだが、 最初の HS で落ち、次は VD をリードできないようではとてもとても。 こんなに難しいとは……とびびっていた。北バーべージの難易度はそんなに 厳しいわけではないから、ひとつは慣れの問題かな。もしくは、 今までに登ったところの難易度が甘かった?

さて、このルートをフォローしている時、彼らはひとつ中間支点を回収できず、 残してきていた。地面上 2.5m。ボルダリング・マットを敷いて、僕が 取ろうと試みる。ちょっと難物。上にフレンズを極めて、スリングをかけて 足を乗せて頑張る — バランスが崩れた、落ちた。運悪く、 ボルダリング・マットの下に岩角があったおかげで足首を捻って、 捻挫してしまった……。 なんてこったい!

今日の天気は変わりやすい。晴れているかと思えば、急に雪が降り出す。 サミールとトムとがそれぞれ一つずつルートをリードした後、 雪が本格的に降り始めたので、撤退とする。車に着いた頃には、 吹雪きとなっていた。つまり、天気予報より実際の天気がちょっと遅れた、 ということだろう。なにがしかの岩登りができて幸いだった。 来てみるものだ。


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Masa