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コンパス (方位磁針) には色々なタイプがありますが、 結論から言うと、いわゆるプレートコンパス([21])が最も妥当な線だと思います。 オリエンテーリング用コンパス17、 あるいは(メーカーの名を取って)シルバコンパスとも言われます。 ずばり、シルバ社かスント社のものがお薦めです。
念のため、小型の簡易コンパスは、当然、方向を見定めるのが 難しいので、初心者向きとは言えません。また、あまり安物だと、滑りが悪くて 針が引っかかりやすかったり、あるいは厳冬期には使えなかったりするでしょう。 オリエンテーリング用コンパスよりさらに進化したアーミーコンパスのような ものもあります -- 筆者は、山で見かけたことはありませんが。
地図は、一般には、国土地理院の 1/25000 地形図が、最も詳細に地形が分かります。 それとは別に、(メジャーな山域なら)数社から出ている登山地図があります。 登山地図は 1/50000 程度のことが多く、地形の詳細さという意味では 当然 1/25000 地形図に劣りますが、一般に登山道や人工物は地形図よりも正確であり、 また地形図だけでは窺えない登山用の情報(例えば水場の位置)が書かれているので、 役に立ちます。また、地形図という意味でも、 1/25000 よりもっと広い領域を概観したい時もしばしばあるので、その点、 1/50000 程度の登山地図はちょうどいいことがあります。つまり、 両方買うと使いでがあるでしょう。
登山地図は、情報量が多いものがいいのはもちろんですが、地形図的にも使いたいなら、 等高線が見やすいものを選んだ方がいいでしょう。最近は、GPS用の緯線経線の グリッドが引かれてあるものもあります。GPSを使うなら、気にしたいところです。 最近の日本の登山地図の詳細は、 文献[21]に詳しいです。
地図の持ち運びには、防水のマップケースがそれなりに便利です。 特に、両面透明のものをお薦めしておきます。例えば 片面に 1/25000 地形図、片面に登山地図という使い方ができるので。 マップケースは、冬の低温時など、あるいは岩に擦れたり、と意外に傷みが早い ものです。だから、立派な高価なマップケースを買うよりは、買い換えても懐が 痛くない安物を買うのが、筆者の自己流です。
なお、(マップケースを)ぷらぷら提げているのはよくない、というベテランもいます。 それは確かなのですが、いつでも瞬間的に読図態勢に入れる、というのは 初心者にとっては大変ありがたいことであるのもまた事実でしょう (というわけで、筆者は愛用しています)。 ただし、マップケースを首からかけた状態で落下して、万一その紐がどこかに 引っかかれば、首吊り状態になる危険があるので、落下の可能性がある場所では、 首から外すべき(あるいは、肩も同時に通してかけるとか、別の場所にしまうとかするべき)です。
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