: ハーネス (安全ベルト)
: 各用具選びのワンポイント・アドバイス (その一)
: テント、ツェルト(簡易テント)
ヘルメット
何であれ登攀が入るような場合(岩登り、沢登り、氷壁登攀)は必携。
「ひとつっきゃない頭なんだから、無くす前に使わなきゃ」[45]。
落下の時の保険と落石からの防御とのために。薮漕ぎにも
重宝しますし、冬期にはちょっとした防寒具にもなります。
登山(クライミング)用の(国際)基準38を満たしていることが
最低条件です。産業用のもの、サイクリング用、カヌー用、それぞれ基準が違い
ますから、登山用以外のヘルメットは使用するべきではありません。「産業用ヘ
ルメットは決してクライミングに使用するべきではない。(中略)少なくとも一人
(産業用ヘルメットをクライミング中に使用していて)死んだ例を知っている」
[43]。
以下、チェック点を箇条書きします39。
- 限界強度をチェック。基準をぎりぎり満たすものから遥かに上回るもの
まで色々。衝撃時、ヘルメットが壊れることで衝撃を吸収するタイプも
あるが、(ゲレンデ専用でない限り)それは避けるべき。
- 頭によくフィットして快適に装着できること。ヘルメットのサイズ上限
に相当する場合、ひとつ上のサイズにする方がいい -- ヘルメットと頭
との間の空間が限られる分、限界強度が相対的に弱くなる。
- 頭を振ってもヘルメットが大きく揺れないこと。左右上下に押してみて
(岩に当たることを想定)、ヘルメットが決して取れたり、致命的にずれ
たりしないことを確認。
- あご紐は装着時、不快でないか? 取れ易かったり壊れやすい構造ではないか?
- ヘルメットの上からヘッドランプを装着することは可能な構造になって
いるか? 自分のヘッドランプとの相性は?
- 眼鏡(サングラス)と干渉しないこと。髪が多い人(ポニーテール他)は髪
が問題なく収まること。
- 沢登り用には、頭部から水が抜けるものがいい。カヌー用の基準まで満
たしていれば最高か。その類のものは、夏に涼しいのも利点。
- 一方、あまり大きな穴が空いていると、冬期には雪の吹き込みに弱くなる
40。
- 冬期には帽子の上からかぶることになる。サイズは大丈夫か?
- 白色は避けたほうがいい(白だと損傷が相対的に分かりにくい。雪面上に
落とした時、探すのが相対的に難しい)。
: ハーネス (安全ベルト)
: 各用具選びのワンポイント・アドバイス (その一)
: テント、ツェルト(簡易テント)
坂野正明
2005年 10月 8日