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: ヘルメット
もし冬期用を別に購入するならば、パッドは入っていない方がよく、また ギアループの数が少なくてもそう差し支えありません。前者に関しては、 どちらにしても厚い服を着ているのでパッドは凍って重くなるのがオチで無駄な だけ(パッド部が防水加工されていれば別ですが)、 後者は、服が厚い分、腰のギアループは結局使いにくくて、別のもの(肩に かけた紐など)を頼りにすることになりがちだからです。さらに、手袋をつけて 装着することを考えると、留めるべきバックルは、大き目のものの方が扱い やすいでしょう(購入時に、冬用手袋を持参して、店頭で、手袋着用の上、 バックルの着脱を試してみましょう)。また、冬期は、気象条件やルートによっ て、比較的薄手の服から何層もの厚着まで、服の厚さはかなり変わり得ますから、 サイズ調節が十分にできるかどうかは重要なポイントです。 ベルト部だけでなく、レッグループ部の必要な長さも変わるのをお忘れなく。 購入時は、面倒でも冬期用の服を持参して、サイズの調節幅が十分かどうかしっ かり確認するのをお勧めします。特に、厚手の服を着た時でも、バックルから出 た余りの長さが十分 - メーカー推奨の長さ - あるかどうか。
冬の場合、アイゼン、時にはわかんをつけた状態でハーネス装着することもあるので、 レッグループ部の輪の一部が完全に外れるタイプ、つまり、装着時にレッグループ部に 上から足を通さなくてもいいタイプ、を選びたいところです。その意味では、 2005年現在、ブラックダイヤモンド社のアルパイン・ボッド(Alpine Bod)が最強 のデザインでしょう79。
夏期登山に使う場合、最大9つのギアループを持つハーネスを見たこともありま す。しかし、普通は「4個のギアループで、ボルトルートのフリークライミング からビッグウォールまで十分」[37]。
なお、ギアラックとしては、バンドライヤー(肩にかけるギアラック)も一考に値 します。足下が見えづらくなるという欠点はありますが、ギアの重量を腰から分 散できる、ギアを分類しやすくなる、ハーネスがずり下がりにくくなる(特に冬 はヤッケ等滑りやすい服を着ている)、交互にリードする時はギアの交換が容易、 などの利点があります。専用のものが売られています(筆者は登攀用テープで代 用していますが……)。
最近はフルボディ・ハーネスが使われることは稀のようです。一方、 重い荷物を背に担ぐならば、普通のレッグループハーネスに加えて、 チェストハーネスは是非併用したいところです -- 特に、墜落時に頭が下向きに なってハーネスがずり落ちるのを防ぐために[6]80。緊急用ならば軽いものが、積極的に使う可能性があるならばギアループ がついているものが便利でしょう。
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