: その他
: 登攀用具
: ナッツ、ヘキセントリック
フレンズは、岩のルートには、非常に効果的です。少々口が広がったようなクラッ クにも極まるので、ナッツや六角ナッツではどうしようもないところにも、 フレンズだけは極まることがあります。フレンズを最初に市場に出したのは、ワ イルドカントリー(Wild Country)社で、今もその市場の一番手です。同社の 「Cam Book (英語)」[50] は、おそらく最も詳細なフレンズの解説 書にもなっています。フレンズの支柱の部分が、金属性のものと柔軟な素材でで きているものとあります。一般には後者の方が使いやすいですが、軽さと(正し くセットした時の)究極の安全性とでは、前者に軍配が上がります [50] -- ただし、細いクラックの奥の方に極めたい時には、前者は 支柱が邪魔になることはあり得るかも。
支柱は、1本の方が普通ですが、DMM 社のように2本にして安定性を増しているも のもあります。初心者には後者の方が若干使いやすいでしょう118。また、岩に接触するカムの部分は4枚あるのが普通ですが、3 枚や2 枚のものまであります。軽くなりますが、接触面積が減る分、実質的な耐 過重も減るので、慎重なセットが求められます。一方、カム自体が岩と摩擦が効 くという意味では、 Colorado Custom Hardware(CCH)社のもの(Alien)が最高 [41]だそうです。
フレンズのセット時、カムを引っ張るのにあまり力が必要なら考えものではあり ますが、あまり弱すぎるものは、登攀中、クラックの奥に「歩いて」いってしまっ て、取れなくなってしまう場合があり得ます。さらに悪いことに、最適なセット からはずれて不安定になってしまうこともあり得ます[50]。
フレンズには、(最大開口時に)カムの機構をロックして、丁度ナッツのように使 えるような機構を備えているものもあります。冬には強い味方になるでしょう。 実際、フレンズの弱点は、雪や氷に非常に弱いことです(滑り出てきてしまう)。 だから、冬には、可動部分のない、物理的かつ古風(?)な「カム」の方が使いで があるかも知れません。軽い(同サイズのフレンズの約半分の重さ)、ハンマーで 打ち込める、という利点もあります。「すべての冬期クライマーに、(キャンプ 社(Camp)の) トリカム(TriCam)のサイズ 1.5, 2.5, 3.5 を購入することを薦め たい」[33]119。この古風 「カム」で特に小さいサイズのものは、ポケットなどには唯一極まるギアになる こともあります。ポケットが多いようなルートなら、夏でも重宝するかも 120。
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