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その他

アルパインや沢ならば、ハンマーやピトンも欲しいところ121。(日本の)アルパ インならば、仮に自分でピトンを打たなくても、残置ピトンの効きを確認するた めに、ハンマー類は必須です。沢の場合、普通のハンマーの代わりにアイスバイ ルを持っていくと、ハンマー本来の用途以外に、草付を登るのにも重宝する [8]ようです。ナッツやヘキセントリックとピトンを同時に持っ ていた場合、ピトンの重ね打ちの要領で、例えばピトンとナッツとを重ね打って 広いクラックに対応させる、といった使い方もできます。

冬ならば、(スノー)ショベルは常に持参したいものです。幕営、雪崩調査、救助、 支点作りと大活躍。ショベル部がプラスチック製のものが当然、軽くなります。 最近の硬質プラスチックは、非常に頑丈で、折ろうとしても折れないくらいと言 います。ただ、デッドマンやスノーバー(スノーステーク)代わりの登攀の支点に する場合には、やはり金属性のものの方が安心できるでしょう。ショベルの中に は、柄の中にスノーソーまたはゾンデ棒を収納できるようになっているものもあ ります。

氷壁登攀には、スレッダー -- アイス(アバラコフ)・スレッドを作る時に、穴 からスリングを引っ張り出してくるもの -- が欠かせません。このスレッダー、 実は夏期登攀にも役立ちます。氷の代わりに岩などのすきまにスリングを通すこ とが簡単にできます122。グリベル(Grivel)社 の「カンデラ」(Candela)は、軽く、コンパクト(アイススクリューの中に収納で きる設計123!)で、かつ小さな鋸がついていてスリングを切り落とす (元からある残置スリングを切る場合もあるでしょうが、それ以上に、残置する ためのスリングの長さ調節のために切る場合が多いでしょうか) のが即座にでき るようになっていてお薦めです[34]。

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坂野正明 2005年 10月 8日