▲欧州的登山生活▲

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第14号: あこがれのアルプス登山 (その三)

発行日
2006/03/20
発行者・筆者
まさ (坂野正明)

まさです。
週末、バーミンガムまで毎年恒例のアウトドア・ショー(OS Outdoors Show)に 行ってきました。英国の誇る若きクライマー Leo Haulding の講演が 楽しく、刺激を受けたものでした。「Para-Alpinism」っていいなぁ、と。 機会があれば、御報告しましょう。

2月に、旧RanSta は melma! に統合されてしまった、と案内しました。 その後も旧RanSta 経由配信の場合は広告は入らなかったのですが、 二回前から、(melma! の方針変更に従ったのでしょう)広告が入るように なってしまいました。一方、「めろんぱん」の方では、今のところ 広告が入らないようです(ただし、「めろんぱん」での本メルマガの発行は もうしばらく仮登録状態で、まだ本登録状態にはなっていません)。 気になる方は、配信スタンドを(本登録を待って?)「めろんぱん」に 変更なさって下さい(もしくは僕から直接配信もできます)。

さて今回が、アルパイン・クライミング講習会の最終日です。 最終日らしく、本格的な山頂を目指しました。 何と言っても天候に恵まれたのが最高でした! 講習会の前々日、天幕設営時に嵐だったのが嘘のようで。

では、以下、アルプスシリーズ第三回をお送りします。

目次


登山記録編 〜〜 あこがれのアルプス登山 (その三) 〜〜

  • 山域: 欧州アルプス/フランス・シャモニー
  • 期間: 2005/07/18--08/02 (15泊16日)
  • 参加者: まさ、スティーブ、アレックス、ジェレミー他

(つづき)

07/22 (講習第三日目; Aiguille du Tour)

今日が講習のハイライト、エギーユ・デュ・ツール (Aiguille du Tour) の 山頂(3544m)を目指す。

午前 4時起床。すぐ朝食を摂る……はずが、あろうことか、寝過ごしてしまった。 気づくと、部屋に誰もいない。昨晩、トイレにばかり立って、眠れなかったか ら……。速攻の朝食後、小屋を発つ。04:50。

氷河上に降り立つ頃には、明るくなっていた。クランポン装着、ザイルを結び 合って、氷河上へ。雪の急斜面を登り、コルから稜線の反対側へ。 ここはスイス領だそうな。パスポート検問は無かった。 Aiguille du Tour の岩稜を目前にして、クランポンを外して、デポ。 最後の岩稜をコンテのまま歩登攀。07:45、山頂到達。 晴れ渡った空の中、見晴らしが素晴らしい。遠く、マッターホルンも見える。

とは言え、長居は無用。後続が続々と押し寄せてくる中、下りにかか る。クランポンを再装着後、雪の斜面を下降。突然、最後尾のスティーブが 「走れ」と大声で叫ぶ。わけがわからず、ダッシュ。一息ついて振り返ると、落 石があったようだ。確かによく見ると、一部、落石の通り道になっている。気温 が上がって、落石が出始めたのだ。その後も、落石がしばらく続き、後続パー ティーがかなり気を揉んでいた。なるほど、ああいうのが落石の通り道の跡か、 以降、心しよう。

この後、北に向かい、別のコル(ミディ・デ・グラン)から、下降。 氷河地帯を渡りきって、小屋到着 10:36。速い! このルートの標準時間は 3〜4時間のところ、僕ら 4人は、3時間を切った。 それはなかなかではないかな? 実際、3チームの中でも最速だった。 (他のチームの)ナオミは、ちょっと高山病に かかって、頭痛に苦しんだ、と後で聞いた。 昨日の活動だけでは、高度順応が十分でなかった、 ということか。

小屋でしばらくゆるりと過ごす間、一組、日本人のハイカーを見かけた。実は、彼 らが、2週間の中で山中で見かけた唯一の東洋人だった。やがて、小屋を出立、 登山リフトの駅まで来た途を戻る。お花畑のこの途は、本当にいい。

最後、ロープウェイを降りたところで、最後の短いミーティング。
濃い 3日間でした。ありがとうございました!!

(つづく)


登山ミニ知識仏国編 〜〜 登山小屋でのマナー 〜〜

今回、アルプス(@フランス)の登山小屋でどう過ごすか、ということを 色々学びました。以下にまとめます。

  • ピッケル、クランポンは部屋に持ち込まない。
  • 靴は、相棒と片方ずつ互い違いに一カ所に置いておくといい --- 翌朝、 暗い中で靴の取り違えが発生しないように。
  • スリッパは小屋で用意されている。
  • 寝る場所は、早めに(明るいうちに)確保しておいた方がいい。
  • 前夜に基本的に装備は全て整えておく。朝、できるだけスムーズに発てる ように。
  • とにかく水をたくさん飲む。高山病対策のためにも。それが、持ち運ぶ水 の量を減らす秘訣でもある。
  • 枕元にも水筒を持ち込んでおく。当然、ヘッドランプも。
  • 小屋に着いた時、もしくは寝る前に、高度計を正しい値にセット。翌朝、 高度計の高度が上がっているようならば、気圧が下がっている --- あま り嬉しくない兆し。
  • シュラフ・インナーを持ち込むのは(贅沢だが)ひとつの考え方。
  • 朝、寝床を出る前に、毛布はたたんでおく。
  • 朝食の時刻は小屋によって異なる。早いところで午前 1時!
  • 電話予約はなるべく入れておきたい。たいていの小屋は、当日 いきなり訪れても受け入れるが、人気小屋では不可のこともある (例外ながら、モンブラン標準登頂ルートにあるグーテ小屋は数カ月前 からの予約が必要)。天候悪化などで登れなくなった場合は、単に その旨、伝えればよい。キャンセル料はなし。
  • 支払は現金が無難。予約にクレジットカードは不要(のはず)。
  • 朝の出発前の支払を受け入れる小屋もあるが、前夜の方が無難?
  • 予約時の最低必要情報は、名前、人数、到着日(時間)、出発日、 夕食・朝食の有無。予定ルートを訊かれることもあるかも。 言葉に自信がなければ、事前に言う内容をメモしてまくしたてる!

Webページ更新情報


次回予告

次回は… 「あこがれのアルプス登山 (その四) 〜〜 氷の海」

See you later!


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