▲欧州的登山生活▲

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第19号: あこがれのアルプス登山 (その八)

発行日
2006/04/12
発行者・筆者
まさ (坂野正明)

まさです。
4000m峰の翌日は、ドムと一緒に、L'Index を登りました。 山頂に達する一番簡単な岩のルート(UIAA IV級)です。 翌日はドムを見送るがてら、ちょっとしたウォーキングだけの休息日。 さらにその翌日、一人になったことですし、ハードなクライミングではなく、 山歩きを愉しみたい気分でした。特に、ひとつ、やり残したことがありました し。それは……?

アルプスシリーズ第八回、気軽にお楽しみ下さい。
※次回配信は、黄金週間後になります。よい休暇を!

目次


登山記録編 〜〜 あこがれのアルプス登山 (その八) 〜〜

  • 山域: 欧州アルプス/フランス・シャモニー
  • 期間: 2005/07/18--08/02 (15泊16日)
  • 参加者: まさ

(つづき)

07/31 (Montenvers)

出かけたのは、モンタンベール(Montenvers)。 07/25 に登 山電車で降り立った地だ。今日は、下から歩いて登りたい。シャモニー谷の レ・ボア(Les Bois)までバスで行って、そこから上まで自分の足で登る。 07/19 には、 レ・ボアも含めて、天場から谷を自分の足で歩いた。 07/25 は、モンタンベールから歩き 始めて、翌07/26 に、エギーユ・デュ・ミディまで登っ た。07/28 には、エギーユ・デュ・ミディから登り始め て、モンブラン・デュ・タキュルまで登った。つまり……、今日、モンタンベー ルまで足で登ることで、トータルとして、天場からモンブラン・デュ・タキュル まで足で登ることになる! (そりゃ、ずるだよ、とステファンには笑われたが……)

というわけで、8:43発。今日はごく軽装備で登る。軽量折り畳み傘は 持てど、レインコートも持たず。天場を発つ前に済ませたはずだが……、 山に入る前に早速、もよおしてしまい、たまらず、付近のレ・ドリュ の天場のトイレに駆け込む。出るとき、見咎められて、お金を払うこ とになった。次からはちゃんと声をかけてくださいね、と。いや、払 うもの払うのは至極当然だと思うが、声をかけることに思い至らなかっ たのは、全くもって恥ずかしい限り。緊急事態だったとは言え……。 穴があったら入りたい気分であった。申し訳ない!

まぁ、なんとかそれで一息つけられて、あとは快調に登っていく。荷 物は軽いし、昨日休息したしで、速い速い。 途中、追い越した登山者二人連れとコースについて話をすると、 自分が今、進んでいるルートをまっすぐ行くと見晴しがよくていいんだという。 でもこのルート、○○で切れているはずでは? いや、地図にないみたいだ けど、ちゃんと径があるんだとさ。左様ですか。

実際、レ・ロシェール・デ・モット(Les Rochers des Mottets)からの 径は、迷いようがない、実にはっきりとした径だった。うーん、地図 も頼りないもんだ。 ほどなく、氷河メール・ド・グラスに着く。07/25 に来た時には分からなかったが、ここは、 一大観光地となっているのだった。氷河のどてっ腹に穴(洞窟)を開け て、そこを有料で解放しているのだ。ご丁寧にモンタンベールから、 洞窟入口近くまでロープウェイも通っていて、楽のし放題になってい る。シャモニーでメール・ド・グラスの名前をよく見かけるなぁ、と 思ったら、そういうことでしたか。納得。

モンタンベールの駅まで径を上がっていく途中、氷河に降りる登山者用の径への分岐を過ぎた。ここを 数日前に通ったんだなぁ、と、ちょっと感慨。駅から は、シャモニーまで、登山電車の軌道と何度も交叉する径 を下って行く。何組かの登山者にはであったが、おおむね静かな径 と言っていいだろう。そりゃ、登山電車があるんだから、普通、そっ ちを使いますわな。

(つづく)


登山ミニ知識仏国編 〜〜 荷物 〜〜

今回、荷物の重量を減らすのが一苦労だった。なにしろ制限は 23kg! (僕なんて、体重 100kg オーバーが珍しくない西洋人に比べたらずっ と軽いのに、不公平だ!)。 ピッケル、クランポン、アイススクリューなど機内持ち込みできないも のは預ける荷物に入れたが、角ばってない登攀用具(重い!)は、機内 持ち込みにした。冬用登山靴はもちろん履いていく。ヤッケももちろ ん着ていく。今回、バスであとから合流するドムに結構 な用具類を運搬してもらって、大助かりだった。

登山ミニ知識仏国編 〜〜 仏語 〜〜

今回、英語圏の人々といる時間が長かったので、実質はほとんどの時 間、英語で過ごした。 とはいえ、ここはフランス、時には、仏語以外通じなかった。キャン プ場の管理人とは基本的に仏語で会話。バスの運ちゃん。山小屋の管 理人。スーパーの店員。駅員。タクシーの予約。他、もろもろ。

山道具屋の店員は、英語が問題ない人が少なくなかったのは幸いだった。細かい 話をするから……。ちなみにシャモニー最大の登山用品店 Snell Sports には、 日本人店員がいた(その筋では有名な方?)。

あと、登山センターでも概ね通じた。実は、氷雪崩れの情報を登山センターの人 に尋ねた時、「こんにちは。英語しゃべります?」と仏語で切り出すと、「仏語 しゃべります?」と即座に切り返されてしまった。苦笑しながら、仏語で会話す る羽目になった……。しかし、それだけ専門的な話になると僕の仏語では厳し い。自然に英語を織り混ぜるようになっていって、結局、最後は二人、英語で 会話していた。あんちゃん、英語しゃべれるやんけ。うーむ、さすがフランスだ (笑)。

L'Index に行くときの登山リフトは、二人乗りで、順番の関係で、僕はドムとで はなく、前のグループの若い女性と乗り合わせた。
「こんにちは。英語しゃべります?」(仏語)「いえ、だめなんです。」
ならば、仏語で挑戦あるのみ! 10分間のリフトの間、会話を持たせた。 こんな機会がもっとあれば、仏語も上達するだろうにねぇ! (笑)


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次回予告

次回は… 「あこがれのアルプス登山 (最終回) 〜〜 再会を期して」

À tout à l'heure!


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