2000年8月13日 三嶺登山記録/感想文 (by まさ)
総括
- 山域
- 徳島/三嶺〜西熊山
- 参加者
- 父、母、まさ (ラリグラス)
- 期間
- 2000/08/13 (日帰り)
- 2000/08/13 三嶺林道終点〜三嶺〜西熊山〜往路下山
登山編
以下、ラリグラスの会報に寄稿したもの。
三嶺(みうね)は、奥祖谷に近い、徳島と高知との県境に位置する 山です。剣山の並びにあります。四国の中でも、一般人への知名度は 決して高くないですが、山好きには大変人気が高い、知る人ぞ知る山の ようです。山頂からの、また西熊山に続く縦走ルートからの展望は 四国随一だと聞きます。天気さえよければ、瀬戸内海から太平洋まで 一望のもとに見渡せるそうです。また、縦走ルートのミヤマクマザサと コメツツジとの群落は国の天然記念物だそうです。
今回のルートは、三嶺林道終点から、三嶺に直登、その後、西熊山まで 縦走(往復)、往路下山です。三嶺登山としては、最短ルートになります。 台風が近づいていて天気が心配でしたが、晴れないまでも なんとか持ちそうだったので、決行しました。
林道終点の登山口発 9:45。予定より1時間も遅れてしまいました。 車でのアプローチに思わぬ時間が取られたためです。 登山道の方ははっきりとしていて、また難しいところもなく、 11:25 順調に三嶺山頂に到着しました。いかにも山頂らしい山頂です。 でも…、ガスのため、残念ながら展望はさっぱりでした。
最初に1時間遅れましたが、予定より随分いいペースなので、 縦走路の方にも行くことにしました。縦走路に踏み出した途端、 急にガスが晴れてきました。北に見える山嶺、南に見える山嶺、 そして、笹の黄緑の絨毯の真ん中を突っ切る縦走路、1800m の涼しい風、 確かに噂通り大変気持ちいいコースです。さすがに海までは見えません でしたが。ただ、登山道両脇の笹が濃く、膝から時には腰まで覆って、 足下が見えないところが多いので、歩くのにちょっと注意が必要でした。 切れ落ちているような危険なところはないです。 三嶺山頂から約1時間で西熊山山頂着。手早く昼食にして、行きと ほぼ同タイムで三嶺山頂まで。今度は一瞬だけ剣山が望めました。 三嶺山頂発14:10、登山口着 15:30。最初の予定より30分遅れ。
雨にも降られず、縦走ルートでなかなかの展望も得られ、満足いく山行 でした。因みにこのルート、もう少し早ければツツジの花が、また、 秋には紅葉が楽しめるらしいです。
○ルートなどの情報
- 登山道中、登山口も含めて、トイレは一カ所もない。
- 登山口付近に水場はない。
- 三嶺林道に普通乗用車で乗り入れるのは勇気がいる (底ヒットが心配)
- 今回のルートは、運悪く国土地理院の1/25000地図4枚に跨るもの。
- 三嶺林道"終点からの"ルートは、国土地理院の1/25000地図には 載っていない (昭文社の登山地図にはあり)。
- 三嶺山頂直下の避難小屋は、2000年8月中旬現在、工事中。使用不可能。
○おまけ情報
- 祖谷のかずら橋に行くのであれば、祖谷のものより、奥祖谷のものの 方が、ずっとおすすめ!
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まさ
