next up previous
: ロープ : 各用具選びのワンポイント・アドバイス (その一) : カラビナ


確保器、下降器など

確保器の多くは、下降器としても使えます。 今では、(ひたすら下降を繰り返すことが確実なような特殊な場合を除いて)確保 器と下降器との両方を持参するのは「無駄」[19][24]でしょう。

何を買うにせよ、使用するロープの口径には注意して下さい。大抵の確保器は 9mm〜11mm のザイルに対応しています。伝統的にはこれでほぼ問題なかっ たのですが、最近は、技術革新のおかげで、細め(8mm とか)ながら強度のある ザイルが出回り、使われ始めています。そういった細いロープには、それなりの 確保器を準備する必要があるかも知れません。事前にリードする人が決まってい るならば、ロープの口径を訊いておくといいでしょう。もしそれが難しければ、 11mm まで対応しているものを選ぶと無難でしょうか59

もう一点、特に初心のうちは、機構的に複雑なグリグリのようなものは避けるこ とをお勧めします(第5.12章でグリグリの制約についてさら に述べています)。

色々な確保器があって迷うところかと想像しますので…、独断と偏見で選ぶ筆者 の(初心者への)一推しは筒型確保器(いわゆるATC環60)、中でも Blackdiamond社の ATC-XP (5.12章参照)です。ATC環は、一般に構造が(対称で) 単純61、制動の効きは悪くなく、それでいてロープを出すのも簡単、 ダブルザイルでも問題なし、下降器としても悪くない、とバランスが取れていま すから。

next up previous
: ロープ : 各用具選びのワンポイント・アドバイス (その一) : カラビナ


坂野正明 2005年 10月 8日