2005/9/3 Stanage Edge 登山記録/感想文 (by まさ)

[Japanese / English]



総括

山域
Peak District/Stanage Edge (Popular)
参加者
アダム、まさ
期間
2005/09/03 (日帰り)
Stanage Edge/Popular
  1. Mantelpeice Buttress Area/Mantelpeice Right (8m HVD); Leader アダム → まさ
  2. Mantelpeice Buttress Area/Mantelpeice Buttress (8m D); Leader アダム
  3. Mantelpeice Buttress Area/Mantelpeice Buttress Direct (8m HVS 5b); Leader まさ (未完)
  4. Mantelpeice Buttress Area/Small Crack (8m VD); Leader アダム
  5. Rugosity Crack Area/Niche Wall Direct (10m HS 4b); Leader まさ
天候

登山編

久々のピーク地方へ、アダムと。アダムとの外での岩登りは、5月末のピーク地方行き以来、3ヶ月ぶり。 アダムにとっては、その 5月の岩登りが最も最近の岩登りになる --- 最近、家 を買った彼は、家の中のリフォームに忙しかったのだった。

今回、車が使えなかったので、二人して、列車とバスとに頼ることになる。シェ フィールドまでの往復がわずか£5 (1000円)という信じられないような安値で手 に入ったのはラッキーだった(アダム曰く、列車運賃は「宝くじ」のようなもの だからね)。ただ、例によって列車は遅れて……、シェフィールド駅での接続を 逃す。1時間待って、バスで向かうことにする。列車だとハーザシッジ (Hathersage)までしか行かないが、バスだとスタニッジの岩場前の駐車場まで行っ てくれる、という利点はある(ハーザシッジ駅からスタニッジまでは 3km くらい の徒歩)。

今回は、フックス駐車場に一番近い Mantelpeice Buttress Area で遊ぶことにする。僕が先の5 月末にスタニッジに来た時に登ったの と同じ場所だ。最初は、アダムのリードで HVD の Mantelpeice Right を登り始めるも、半分まで登って、どうも心もとない様子。結局リー ドを交替する。その核心部で、グリット石の摩擦に頼る部分があるのが問題だっ たかな。フォローだとアダムも全く問題なく、登った。

次いでアダム、グレードを少し落として、Diff のMantelpeice Buttress をリードする。こちらは、ラインも自然で、なかなか気持ちいい ルートだった。僕の感覚では、前の HVD より(技術的には易しいが)格上だ。

そして、この日のハイライトとして、僕が、HVS 5b のルートに挑む。2m あまり 登ったところにある、1m のルーフが核心。ルーフ部に指先だけかかるアンダー カットの出っ張りがあり、ルーフの上部に走るクラックを使って越えるようだ。 ルーフの角にフレンズが幾つでも極まるのはいいが、もしそこからロープの流れ が大丈夫なだけスリングで引っ張れば、実質、上からの墜落には役立ちそうにな い。ただし、それを安全弁として、クラックにナッツをセットできよう……と思っ たのだが、そのナッツがなかなか極まらない。最下部に 3番ナッツを極めること はできたが、それには少し不安がある。その上に、もう一つナッツを極めておき たい。うんと体を海老反りにして手を思いっ切り伸ばすが……、クラックが、手 前に拡がっているのか、極まらないのだ。

見かねたアダムが、君のリーチでは辛そうだから、僕がナッツをセットしてあげ よう、と申し出る。そこでアダムに任せると、最終的に 6番ナッツをきれいに極 めてくれた。僕は、大きくて 4番くらいと思っていたのだが……、上まで手を伸 ばして、クラックの奥深く差せば、6番が極まるのだった。そういうものか。

というわけで、いざトライ。しかし、実は、この頃までには、僕の指の力は少し 萎えていた……。ナッツのセットに疲れて。そして、ルーフの下の肝腎のアンダー カットは、本当に指先の指先しかかからないのだ。上のクラックも、下の方は、 あまり役に立たず、うんと手を伸ばして、上の方を取る必要がある……落ちた。 アダムのセットした 6番ナッツはびくともしない。さらに 2、3回試みるも、リー チか、指の力か、ずば抜けたバランスか、どれかが必要で、どれもなかった僕は 敗退することになった……。

うーん、無念。うんと時間を費やしたのに。アダムにも申し訳ない。確かに僕は、 ルーフや激しいオーバーハングのルートは経験が少なく、得意な方ではない。5b ムーブはきつかったか……。

さて、ちょっと栄養を取って、アダムが VDiff のルートをリード、僕がフォロー し終える頃には、帰りのバスの時間が迫っていた。15分以内に、一ルート終えた い。できたら、少し難しめのルートを(今日、僕らが登ったのは、最高で HVD だ もの!)。というわけで、HS 4b のルートを速攻で僕がリード、アダムがフォロー する。登りながらアダム、一言感想「こんなルート(をよく)飛ぶようにリードし たねぇ」

帰りのバスには無事間に合って……、シェフィールド駅近辺で帰りの列車を待つ こと 1時間。それしかバスは無かったのだからしょうがない。まぁ、英国の公共 交通機関はそんなもんでしょう。


情報編

Sheffield (のバス・ターミナル; 駅から徒歩 3分)から Stanage Edge (Hooker's car park; Stanage Popular の近く) までは、バスが、1時間に 1本 (以下?)走る。£1.50/片道。駐車場から岩場までは、徒歩約10分。なお、 Hooker's car park は無料。同じバスは、Barbage (North) の岩場近くの駐車場 横も通る。

この日は、蚋の攻撃に参った。岩場にいる時は鈍感なのかそれほど感じなかった のに(おかげで確保中、それほどには気を取られずに済んだ……)、翌々日、職場 の同僚にそれどうしたの? と訊かれるくらいあちこちやられていた。近くの Barbage で登っていた人は(風が吹いていたおかげで)そうでも無かった、という ことだったから、場所にもよるのだろう。


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まさ