[Japanese / English]
総括
- 山域
- Peak District/Bamford Edge
- 参加者
- アダム、まさ
- 期間
- 2006/02/18 (日帰り)
Bamford Edge- Gun Buttress/Magnum Force (14m VS 5b); Leader Masa (gave up)
- Gun Buttress/Loader's Bay (8m D); Leader Adam
- Gun Buttress/Ammo (8m S 4a); Leader Masa (cheated)
- Porthole buttress/Plimsoll Line (10m HVS 5b); Leader Masa (escaped)
- Porthole buttress/Leaning Slab (10m VD); Leader Adam
- 天候
- 晴 (5℃ @ 16時半)
登山編
アダムとピーク地方へ。 すばらしい晴天の中、 バンフォード・エッジ(Bamford Edge) に行くことにする。ピーク地方東部はかなり回ったものだが、その中で、 初めての岩場だ。それもそのはず、 Bamford Edge は少なくともここ何年かはアクセスが禁じられていて、つい何カ月か前に、 クライマーのアクセスがようやく認められたものだ。Stanage Edge に 隣り合うこの岩場、楽しみだ。
明らかなラインの Magnum Force (VS 5b) が呼んでいる気がする。 グレードから想像できるように、最初のルーフが核心だろう。 アダムと二人、これは登らないとね、と。 ボルダリング・マットもあることだし、これから登ってみるか。
リードは僕の役割。 しかし……、右から左からと何度も試みるも、結局、ルーフを超えられず、 次回への課題となってしまった。残念無念。
アダムが近くの簡単なルートをリードした後、僕はその横の Severe の ルートをリードする。……が、中間支点が思うように取れない。Severe なのに。 結局、横の壁に 2回ブリッジして(はいけないんだけど、このルートの場合、 本来は)、登り切ることになった。あらら。
気を取り直して、少し下って、Porthole Buttress に行き、 今度こそ、と HVS 5b の Plimsoll Line に取り付く。斜めに登っていくところは問題ないが、最後のスラブが ちょっと怖い。中間支点が限られ、どう取っても、最後の中間支点は、 崖の上から 3メートルほど下になる。その中間支点は完全には信頼できなくて、 本当に信頼できる支点はその 1メートル下。悪い事にそこはレッジだから、 つまり上から落ちるとレッジの上に墜落することになって気持ち良くない……。
何度もスラブの登攀を試みては、レッジまで降りることを繰り返すも……、 結局、諦めて横へと逃げて、上まで登った。う〜〜む。フォローのアダムも、 スラブは早々に諦めて横へと逃げた。トップロープなんだから登ってくれば いいとは思うんだけど。
その後、アダムに上からの確保を頼んで、トップロープで登ってみる。 「本当に登れるんかよ?」という声を後目に、何も問題なく一発でクリアした。 トップロープならね……。精神的な問題ですか。 とは言え、スラブは登ってみないと分からないところがあるから、 まぁ、今の僕の力だとリードを諦めたのはやむ無しでしょう。
最後、アダムのリードで比較的簡単なルートを登って、締めとした。
今日、これだけの好天、この季節にしては格別寒いわけでもない今日、 Stanage Edge なら人がうようよいそうなものだが、Bamford Edge の空いていることと言ったら! アプローチで山歩きのグループに会ったのと、 ボルダラーが 3人いたのを除けば、誰にも会わなかった。すばらしい! 是非、再訪したい岩場だ。
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まさ