2000年9月4日 甲斐駒ヶ岳登山記録/感想文 (by まさ)



総括

山域
南アルプス/甲斐駒ヶ岳
参加者
まさ (ラリグラス)
期間
2000/09/4 (前夜発日帰り)
  • 2000/09/03 中央本線甲府駅 (駅ビバーク)
  • 2000/09/04 北沢峠〜甲斐駒ヶ岳〜北沢峠

登山編

以下、ラリグラスの会報に寄稿したもの。


この7月末に北岳から白峰三山に行ってきた折、北岳から ほんの一瞬だけ甲斐駒ヶ岳が見えました。その美しい山容に いつか行きたいと思いました。また、その折に、北岳山頂は ついに遠望できなかったので、北岳を展望したい、という望みも ありました。その両方をかなえるべく、甲斐駒ヶ岳に行ってきました。 そして…望みはかないました! 最高の天気に恵まれた満足のいく 山行でした。

2000/09/03、東京21:44発の特急「かいじ」で甲府へ。0時前着。駅でビバーク。 2000年9月の日曜は、朝4:00発広河原行きのバスが始発。バス1台で全員座れた。 広河原でバスを乗り換えて、北沢峠へ。即出発 (7:25)。

それなりの登りの後、双児山のピーク着 8:45。10分休憩。 登り初めは靄の中だったが、ここで急に展望が開け、一面見渡せる。 天候が変わらないうちに、Go, Go。

20分ほど下ってから、駒津峰への登り。後ろに北岳、仙丈ヶ岳から果ては 中央アルプスを望みながら。13:54 駒津峰着。前方、六方岩付近までの グリーンとそこに聳える岩の甲斐駒ヶ岳との好対照が実に美しい。 急斜面を降り、駒ヶ岳直下の六方岩へ。 山頂までのルート(直登と巻き道と)のうち、直登ルートを選ぶ。 いきなりもろに岩場。三点支持は必要だが、ホールドは多く、 また切れ落ちていたりもしないので、不安はない。 最初の急な岩場を越えると、あとは普通の急登。人も少なく、 直登している感覚が心地よいルートである。甲斐駒ヶ岳山頂 10:35着。 最高の天気で、360゜の大パノラマが楽しめた。 南は鳳凰三山とその向こうの富士山、さらに北岳、間ノ岳、悪沢岳、塩見岳、 仙丈ヶ岳と続く南アルプスに、中央アルプスも一望。北アルプスはさすがに上に 雲がかかる。お隣の鋸岳はもちろん、浅間山、八ヶ岳、奥秩父と文句なし。

不覚だったのはせっかく持参した昼食を甲府駅に置き忘れたこと。 行動食、非常食で我慢。結局1時間の休憩。

摩利支天に向かう。12:04着。休憩。駒ヶ岳が美しい。 そこから、(駒ヶ岳山頂からの)巻き道ルートで六方岩、さらに駒津峰へ。 13:01着。巻き道は砂質の道で、下りは歩きやすくてよい。 ここから、仙水峠へ。13:54着。仙水小屋 14:15、北沢峠 14:50着。 15:10北沢峠発のバスで、広河原から甲府駅へ。

○ルートなどの情報

  • 登山道中、登山口と仙水小屋以外、トイレも水場もない。
  • 人気ルートにしてはペンキなどの道標が比較的少なく、また岩場では どっちにも行けそうなところが多い。悪天時はちょっと注意が必要か。
  • 甲府駅から北沢峠のバスは、始発と終発とを利用した。今回のルートは、 休憩込みでコースタイム程度で歩ききらないと終バスに乗り遅れる (但し、バスの時刻は年や季節や曜日によって変わるので要注意)。 なお、双児山経由の往路下山ならもう少し短くてすむ。
  • 仙水小屋の水はなかなかおいしい。

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まさ