△第3号: 美しのトリドン山地正月山行 (その三)
- 発行日
- 2005/11/01
- 発行者・筆者
- まさ (坂野正明)
まさです。
スコットランド最北端に近いトリドン山地の山行記録の最終回です。 同行したローレンス、4(?)座目の Munro
を制して嬉しそうでした。 あとたったの 280座!
トリドン山地は スコットランドで最も美しいと言われる場所である
http://square.umin.ac.jp/~massie-tmd/site.html#Torridon
目次
登山記録編 〜〜 美しのトリドン山地正月山行 (その三) 〜〜
- 期間: 2005/01/02 -- 2005/01/08 (6泊7日)
- 参加者: トム、バーニー、ローレンス、サラ、ジョン、アレックス、トビー、まさ
(つづき)
△01/07
今朝の天気予報は、昨日よりはましとはいえ、それでも最高風力は Gale 9 に達するかも、そして午後になると悪化する(Storm 10 になるかも) とのこと。 すぐローレンスを起こして、早立ちを促す。
バーニーも行く予定だったのだが、今朝はちょっと体調がすぐれず、辞退となっ た。実は、バーニーは、Beinn Eighe は、3年前、僕とあと一人と、南斜面か ら登った(当時は、完全に雪に覆われていた雪面登山……今回とは雪の量が桁 違いだった…)。彼女が来られないのは残念だが、(彼氏の)ローレンスが今回 登れるなら、なかなかいいね。
今日は風雨ともずっと弱い。しかし、 Coire an Laoigh の入口でも、全く雪はない。二日目に行っ た時に比べてさえ随分と融けている…。
目標の雪の斜面は何とか(?)残っていた。Beinn Eighe の左側(南側)斜面 を登ることにして、斜面の前でクランポン、ハーネス他 装着して登り開始。 東斜面のためだろう、風はほとんどないのは嬉しい。
稜線を目前にして、小休憩を入れ、いざ風の中へ。すぐ、Spidean Coire nan Clach の三角点(972m, 山頂は 977m)に達する(12:30頃)。ここから Beinn Eighe の山頂へは稜線上をわずか 150m。しかし、風が凄まじい。立つのはもち ろん、座っているのも辛くて、文字通り二人腹這いになってしばらく耐えた。 定義通りの Storm 10 だ! 悪名高いスコットランドの冬の強風か。
そんな暴風もいつまでもは続かない。少しましになった頃、風の目を見計らい つつ、岩壁を利用して、10歩、風待ち、10歩、風待ち、と進んで、ようやく Beinn Eighe の山頂(993m)に達した。ローレンスと握手を交わす。これほどま での強風は今までに経験がなかった。
下りは山頂すぐ東側の雪の斜面を利用することにする。 急な最上部だけローレンスの下りを腰絡みで確保する。 少し下ると、すぐ風がなくなる。地形の違いはかくも、ということだ。
今日は強風の冬山を楽しめて、二人なかなか満足だった。よかよか。
△01/08
今日が帰る日。
小屋から外を見ると、雪。山の上の方は白く染まっている。くぅぅ。 とはいえ、帰る前にまた白化粧した美しきトリドンを拝見できたのは幸いだっ
たとしよう。
帰りの道では、時に雪のための徐行運転となってしまった。まったく、お天道 様にはかなわない。
△以上、記録の一部(半分くらい?)。全文は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20050102_torridon.jis.html
英国の山紹介編 〜〜 トリドン山地 (@スコットランド) 〜〜
△トリドン山地 (Torridon Hills)
トリドン山地の主は、東西に走る Liathach 山系。すぐ北側をほぼ平行に走る Beinn Eighe 山系も見逃せない。
トリドン山地の登山は、冬こそ真骨頂とされているようだ。岩がもろいため (砂岩)、夏は、あまり適さない。例外として Beinn Eighe 山系西端の Coire Mhic Fhearchair 付近の岩場が、よく夏期登攀されているそうだ。実際、地図 を見る限り、山頂まで達する一般道(path)は見当たらない。(夏場の)ウォーキ ングのルートはあると聞くので、それなりのガイド本を探せば見つかると思う が。
△全文は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20050102_torridon.jis.html#info
登山ミニ英語編 〜〜 「山歩き」 〜〜
「登山」が mountain walking ならば、「山歩き」は?
やはり「山歩き」も mountain walking かと……。 あるいは 2, 3時間の軽いものならば、hiking もよさそうです。 さらに軽く、ほとんど車を横付けできるくらいならば picnic。 逆に、しっかり長時間山麓を歩くようならば trekking.
ただ、この三つはいずれも「山頂まで達する」という語感はなさそうです。 walking (hill walking, mountain walking) が一番しっくりきそうです。 ちなみに、冬山でも、ピッケル一本でザイルも不要なくらいなら winter (hill) walking です。
一方、手も使ってよじ登る場合は、 scrambling と言います。 scrambling と climbing との境界は曖昧で、 (登れる人ならば)ザイル無しでも登れるくらいの場合、scrambling が使われることが多いようです。逆に言えば、ハードな scrambling の ルートの場合は、ザイルを使う方が普通です。
この scrambling、日本語訳にいつも困ります……。 そこで提案。「歩登攀」ではいかが? 「歩攀」だと「とはん」と(音として)区別つきにくいですし。
Webページ更新情報
- この記事は、以下にも載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/magazine/backnumber/eu003.html
See you later!
あとがき
以来、美しきスコットランドを訪れる機会に恵まれません……残念!
WWW page: http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/
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