△第65号: 庭仕事とルート開拓 (ケイドマン・ウッズ)
- 発行日
- 2007/12/24
- 発行者・筆者
- まさ (坂野正明)
まさです。
メリークリスマス! 僕は先日は北ウェールズに 300メートル近くの垂壁に岩登り(途中撤退……)、 次いで先週は、快晴のスコットランドに
今季初の冬山登山に行きました。 師も走る忙しい季節にそんなことばかり していたもので、メルマガの更新も遅れてしまいました。本年最後の
今回は、いずれも本メルマガ初登場の話題、地元での「ボルダリング」の ルート開拓の話です。「ボルダリング」とは何ぞや、というミニ解説も
加えています。では、どうぞよいお年をお迎え下さい。
目次
登山記録編 〜〜 庭仕事とルート開拓 (ケイドマン・ウッズ) 〜〜
レスター県で岩登りのガイド本を作り直そう、という気運が 盛り上がっている。 今日は、その新ガイド本製作活動の一環として、 レスターの Cademan Woods (ケイドマン・ウッズ(林)) に集まる。林の中に巨石が点在する場所で、 ボルダリングに適している、という。
ここには、実はルートの記録は 一切無い(ガイド本が出た当時は、ボルダリングというスポーツは 認知されていなかったはず)。 つまり、どこを登っても、それは僕らの初登として記録される ことになる! ただ、登る前に岩を掃除(庭仕事!)する必要が ある可能性は高そうだ。というわけで、庭道具も今日の僕らの装備の一。
僕は、二人組で まず、位置のはっきりしている Reg's Crack から始める。 易しいボルダリングのルートが 3、4本というところ。 それでも、(もちろん難易度も知らずに)初登というのは結構おつなものだ。 その後は、目当ての巨石を探している間に記録にない巨石を見つけて ルート開拓(!?)したり、気の向くままに楽しんだのだった。
四つ目の岩の後、最初の集合場所に戻ったところ、そこの目立つ巨石を エルスペスがまさに登ろうとしていた。勇ましく Tシャツを脱ぎ捨てて 上半身ビキニ姿。 (ガイド本用の候補写真を撮っている)イアンはもちろん激写! これが ガイド本の表紙を飾ると売れるかも(笑)。20代半ばのエルスペスはルックスも いいし。いやいや、硬派のクライマーのガイド本としてはそれは問題? などとがやがや話しながら林を後にした僕たちだった。
△以上、記録の一部。全文は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20070602_cademanwoods.jis.html
登山ミニ知識編 〜〜 ボルダリングとクライミング 〜〜
「ボルダリング」という言葉を聞いたことがありますか? 英語で、(高さ 1メートルから数メートルくらいの)巨石のことをボルダー(boulder)と言います。 こういった巨石を、最小限の装備(端的には靴だけ)で 登ることを「ボルダリング (bouldering)」といいます。直訳すれば、 「巨石する(こと)」という感じでしょうか。 クライミングと違って足元がすくむような高度感はありませんが、 その分、相対的に安全に、難しい「登り」を楽しむことができます。 実際、ボルダリング では、「落ちる」のは日常茶飯事です。
そんなボルダリングの魅力とは何ぞや? もちろん、それぞれ人によってポイントは異なるとは思います。 一つおそらく広く共通するのは、「(難しい)壁を四肢で登る」という 挑戦の要素を切り出せば、ボルダリングはその「登る動作」という要素を ほぼ極限まで純粋化したもの、と言えましょう。 ルートが地面直上なので、好きなだけ チャレンジできます。 休みたい時に休み、雨が降り出したら やめて帰ればよし。
加えて、持続が必要な集中力も違います。 クライミングの場合、一旦登り始めたら、登り切(って下山す)るまで、原則的に 気の休まる時はありません。 ボルダリングは、(例外もありますが)原則安全ですし、 集中が必要なのは、まさに登っている 10秒あるいは最長 1分だけです。 それ以外の時間は、連れと気楽に談笑していて大いに結構。
そんなボルダリングは近年人気急上昇中。 英国では、ボルダリング人口はクライミング人口を凌駕しつつ あるような雰囲気さえ感じます。
△以上、さらに詳しい全文は以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/trivia/bouldering.html
登山ミニ英語編 〜〜 ボルダリング関係の英単語 〜〜
英語の巨石 boulder
からできた 新語が
bouldering
です。新語にふさわしく(?)、
ボルダリング関連には、一般人を煙に巻く、当然辞書にも載ってない(だろう) 英単語が幾つかあります。
まず、bouldering から派生して、 「ボルダリングのような感じで登る」という意味の動詞がまた
boulder
です。 たとえば、「(ルートの初めで) boulder up 3
metres」という 文章がガイド本のルート解説でしばしば出てきます。その意味は、
「3メートル、ボルダリングのような感じで登る」ということで、 ハードなムーブということが暗に示唆されています。また、
地面(時には確保点)からの最初の一連のムーブということが暗黙の前提です。
一方、「ボルダリングする」という意味の動詞では、単純に do bouldering
の方が普通だと思います。 また、boulderer
は、「ボルダリングする人」という意味です。
ボルダリングで(落ちた時のために)下に敷くマットは、 (bouldering)
mat
、 または crash pad
です。
ボルダリング時に、登っている人の(落ちた時の)着地を 手助けする人のことを
spotter
、その行動を spot
(動詞; 名詞は spotting
)と言います。たとえば 「Spot
me!」とは、「スポットしてね!」。
元の boulder 自体は、(ネイティブなら)誰でも知っている一般英単語ですが、 bouldering や boulder の動詞用法はその筋の人でないと知らない一種の 専門用語となってます。 あるいは「上の用法の」 spot も然りです。 完全な初心者相手に手ほどきをする時は、 この spot の意味を説明するところから始めます。 ネイティブの英国人相手に 英語の意味を教えるのはちょっと愉快な感じです (笑)。
△以上、以下の「登山ミニ英語編」にも載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/lang/english.html#bouldering
Webページ更新情報
- この記事は、以下にも載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/magazine/backnumber/eu065.html
次回予告
次回は… 「スイスアルプスの大パノラマ」
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