△第23号: 雲つく雌鳥、再び
- 発行日
- 2006/06/12
- 発行者・筆者
- まさ (坂野正明)
まさです。
土曜日にはピーク地方の最高峰に初めて登ってきました。前夜は、面倒 臭いなぁ、と思わないでもなかったのですが、天候に恵まれて、今まで
のピーク地方への山旅で三本の指に入るくらいの満足するものになりました。 本号では、そのピーク地方を昨秋に訪れた時の記録から始めます。
4月に訪れた Hen
Cloud (ヘン・クラウド)です。連れも、同じアダム。 前回来たときの印象(メルマガ第7号)が素晴らしく、 再訪に躊躇なかったものでした。
さて、英国は、英語ができない人に比較的寛容な気がします。実際、色々な出身 の人がいますし。しかし、日本語でものが通じる可能性は限りなく 低いわけで、英語ができなくて不自由するのは訪ねる人々の方になるの もものの道理です。特に、人里離れた山に行くならば、英語は理解できる に越したことはありません。というわけで、輝ける季節の英国を登山、 山歩きに訪れてみたい、と思っていらっしゃる方もいようかと、今回は、 「地図に使われる英単語」の項を書いてみました。御参考になりましたら。
それと、公募が一つあります。僕はこの夏(できれば7月)にアルプスを再訪する 予定だったのですが、連れと見込んでいた友人が来られそうにないことが 最近分かりました……ショック。そこで、本場でのアルパインクライミング につき合ってくれるパートナーを探しています。 皆様の中で我と思わん方は是非御連絡下さい。さすがに誰でもいいという わけにはいかなくて、雪山登山経験がある、登山のロープワークの基礎は 問題ない、それなりの体力はある(夏山で 1日に高低差1500mの登り下りはOKくらい?)、 2週間以上滞在できる(高度順応のため; 僕は 3週間滞在可です)、 くらいの条件は必要になりますが。アルプスでの登山の経験の有無は問いません。 どちらにせよ、初日は訓練に当てます。 僕のリードの経験は PD まで、今年は AD まで行けるか、と思っています。 セカンドなら、Difficile くらいまで? 一応、モンブラン登頂が当初の目標でしたが、 アルプス内なら山域には特にこだわりません。御連絡をお待ちしております。
目次
登山記録編 〜〜 雲つく雌鳥、再び 〜〜
昼食休憩の後、今日のメインコース、ヘン・クラウドならで はの三ピッチの岩に向かう。4月に登った ルートのバリエーション(Central Climb Direct)を登ることにする。 第二ピッチは同じだが、第一ピッチと第三ピッチが若干難しくなる。
第一ピッチ、4メートルほど上部にある、四分の一半身入る程度の洞穴部まで とりあえず登り、4番のフレンズを極めてから、レッグジャムなどで休む……の はいいが、その洞穴部から上に抜けるのが簡単でない。微妙にオーバーハングだ から、洞穴部で休む心地よい体勢からそのまま登るわけにはいかず、一旦、ホー ルド(スタンス)の少ないフェース部に何とか立ちこんで、登る必要がある。その 上にはフィスト・ジャムのクラックが走る……しかし、それしかない! つまり、 まともなホールドもスタンスもない。登りかけては洞穴に再び入り込んで休憩の 繰り返しとなった。
通りがかりのクライマーが、「ああ、これはジャミングで決まりのルートだよ」 と言いつつ、立ち去っていく。結局、覚悟を決めて、左手にテープを巻いて、 フィスト・ジャム、さらに立ち上がって、その上に右手でフィスト・ジャム、 そこに体重を預けて……もう一段、左手でジャミングしただろうか、何とか 洞穴上の核心部を脱して、上に抜けることができた。確かにジャミング以外 どうしようもない、結構シビアなピッチだった。実際、ジャミングが趣味でない (セカンドの)アダムには厳しかったようで、援助登攀まで使う羽目になった。 確保する僕のマジックプレートが大活躍だった。
続く第二ピッチを何とか登り切った頃には、 暗くなりかけている。最後のピッチを僕のリードで速攻で 登ることにする……はずが、必ずしも速攻とはいかなかった。これが 4a? いえいえ、 4b は堅いよ……。疲労の極に達しているアダムが登り切った頃には、 すっかり暗くなっていた、というもの だ。予想外で、ライトも持っていない。第三ピッチの中間支点は主にフレンズで、 確保支点はヘックスで取ったのは正解だった。この暗さで、クラックの底めがけ てナッツ・キーを使うのは大変なところだった。
今日は、特に午後からは、すばらしい 天気だった。そんな中、岩登りを日がな一日愉しめたのは申し分ない。疲れた けど、いい日だったね、とアダムと二人話しながら岩場を後にしたのだった。
△以上、記録の一部。全文は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20051015_hen.jis.html
登山ミニ英語編 〜〜 「地図に使われる英単語」 (その一) 〜〜
英国の地形図と言えば、OS (Ordnance Survey) 社のもの、と相場は 決まっています。日本で言えば、国土地理院の地図に相当します。 他に、メジャーな地域ならば、Harvey(ハーベイ)社も地図を出しているので、 それも役に立ちます。
以下、英国の地図で使われる英単語(とその関連単語)を整理します。 一回ではとても終わりませんので、これが手始めです。
- map: 地図
- map case: 地図ケース
- compass: 方位磁針
- scale: 縮尺
- 1/25000: one twenty-five thousandth
- mm/cm/km: milli(/centi/kilo)-metre (「ミートゥ」と発音)
- mile: マイル(車の時速はこれで言うのが普通)
- 50 mile/h: fifty mile per hour (時速50マイル)
- foot: フィート (複数形は feet だが、あまり使われない)
- contour: 等高線
- contouring: コンタリング (等高線沿いに進む技術)
- ten-metre (vertical) interval: (等高線が)10m間隔
△以上、以下の「登山ミニ英語編」にも載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/lang/english.html#map
Webページ更新情報
- この記事は、以下にも載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/magazine/backnumber/eu023.html - この 1カ月前、スタニッジを訪れた時の記録を以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20050903_stanage.jis.html
次回予告
次回は… 「硬派たれ! (エ・ガーン山)」
See you later!
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